身近な草花
雑草なのかガーデニング用なのか、どちらか分からない草花をよく見かける。最近気になっているものに、芝生の草地の間で咲いている小さな白い花と、黄色い花がある。調べてみると、どうやらヒナギクとキンポウゲのようである。その名前は、英文学のテクストにしょっちゅう出てきて、シェイクスピアの戯曲中にも登場している。オフィーリアの花輪をイメージさせる花の名前である。実際には、意外と地味で、タンポポに混ざって咲いていたりする。
5月中旬になって、少し背丈のある草に繊細な白い花が咲くようになった。園芸種のレースフラワーに似ているが、手入れされていない空き地に群生しているのをよく見かけるので、雑草なのではとも思う。名前はカウパセリ(Cow parsley)という。そういえば、公園の片隅にもよく群生している。
草花ではないが、この辺りで柵の代わりに庭木として植えられているサンザシが花盛りである。「赤毛のアン」のアンが好きだったというサンザシは、カナダのプリンスエドワード島の植物であった。ロンドンのサンザシと似ているのかもしれない。